株式会社COME UP(カムアップ)という会社があります。
英会話教室やスポーツジムなどを展開している会社です。
このサイトで紹介しているので、ネットワークビジネス(MLM)の会社になります。
少し前ですが、このカムアップの勧誘を受けたので、カムアップがどんな会社で、私が感じたことについてお話します。
こんな人におすすめの記事
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実際に、カムアップの勧誘の話を聞いてみました!
目次
カムアップの話を聞いたきっかけ
私が、いろいろなMLM会社を探しているときに、Twitterでつながった人から、紹介されました。
Twitterのやり取りのときは、「IRって知っているか」とのやり取りから始まります。
IRとは政府が進めている、カジノなどの複合リゾート事業のことです。
Twitterでのメッセージのやり取りでは、このカムアップという会社が、このIR事業に関わっているような雰囲気で勧誘されました。
実際の説明は、別の人を紹介され、その人から説明を受けました。
政府の事業って言われたら、すごそうだし、確実に稼げそうに思ってしまいますよね。
英会話教室のMLMのカムアップ
カムアップの概要
カムアップという会社は、正式名称を「株式会社COME UP」といい、大阪府大阪市北区に所在する会社です。
会社の概要を説明したいのですが、会社の公式ホームページがないので、会社の概要が分かりません。
インターネットで検索したところ、大阪府大阪市北区に登記されている会社ということだけが分かりました。
逆に言えば、それ以外は全く分からない、ベールにつつまれた会社です。
カムアップが取り扱っている商品(サービス)
カムアップが取り扱っている商品(サービス)は、習い事です。
具体的には、
- 英会話
- カジノディーラーの資格
- フィットネススクール(筋トレ)
の3つを柱にしています。
このコロナウイルスの流行で、いろんなものが自宅でやるようになっていますが、カムアップの英会話教室やフィットネススクールもオンラインでレッスンが受講ができるという話でした。
ただし、オンラインといっても、具体的な方法は分かりません。
独自のシステムなのか、ZOOMなどのオンラインでのコミュニケーションツールを利用して受講するのかといった説明は一切ありませんでした。
将来的には、取り扱う習い事も、中国語、料理、IT、ゴルフ、キックボクササイズも手掛ける計画があるそうです。
カムアップでビジネスするときのコスト
もし、カムアップでビジネスをしようと思うと、どれくらいのコストがかかるのでしょうか。
カムアップの初期費用
カムアップは、正会員、準会員、仮会員の3種類の会員種別があります。
仮会員とは、ビジネスをやらずにユーザーとして利用する会員です。
準会員も正会員は、MLMのビジネスとしての登録料ですが、もらえる額が違います。
当然、正会員が一番多く報酬がもらえる会員種別なので、正会員をすすめられます。
もし、正会員でビジネスを始める場合、入会金やサポート料などで、最初に363,000円がかかります。
仮に、準会員でビジネスを始めても、253,000円もかかります。
カムアップでビジネスを始める人には、最初の2ヶ月間はサポートが受けられ、その料金も含まれているそうです。(具体的に、どんなサポートを受けられるのかは分かりません。)
初期費用の内訳
- 入会金(教材費込み):330,000円(税込)
- サポート料(2ヶ月):22,000円(税込)
- 初月の月会費:11,000円(税込)
カムアップでビジネスを続けるための費用(ランニングコスト)
ビジネスは、初期費用だけでなく、継続してかかるコストにも目を向ける必要があります。
継続してかかるコストは、ビジネスを続ける限り、かかってくるものです。
カムアップでビジネスを続けるために、継続してかかる費用は、月会費の11,000円です。
これは、カムアップでビジネスを続ける限り、支払う必要があるものです。
個人的には、初期費用も毎月のコストも高く感じるんだけど。
取り扱っている、商品やサービスにもよるから、一概には言えないけど。
初期費用も毎月のコストもMLMのコストとしては高いかな。
参考で、会員種別ごとの、初期費用などの表を載せておきます。
カムアップの報酬プラン(ボーナス)
カムアップの報酬プランは8種類(実質7種類のボーナス)があります。
ポイント計算されますが、1円=1ポイントになっているようです。
ダイレクトボーナス
ダイレクトボーナスとは、自分の直接紹介で新しい会員が登録したときにもらえるボーナスです。
初期費用の10%が報酬として、自分に支払われます。
ファストダイレクトボーナス
ダイレクトボーナスの特別版です。
自分がカムアップでビジネスを始めた日(登録日)から30日以内に直接紹介で新規会員を登録すると、報酬が10%プラスされ20%になります。
アクティブボーナス
アクティブボーナスとは、組織を大きくすることに対するボーナスになります。
月の売り上げに応じて、毎月支払われるボーナスです。
自分の直下のビジネスメンバーの売り上げポイントに応じて、3%~18%の報酬を受け取ることができます。
メガマッチボーナス
自分の組織の2段目までのメンバーが受け取った「アクティブボーナス」から、一定のパーセントが報酬としてもらえます。
メガマッチボーナスを受け取るには、条件があります。
メガマッチボーナスの条件
- タイトルがDirectorを達成:Lv1(直下のメンバー)のアクティブボーナスから30%
- タイトルがChief以上:上記ボーナス+Lv2(2段目のメンバー)のアクティブボーナスから15%
参考で、カムアップのタイトルと昇格条件の一覧表を載せておきます。
Directorになるには、売上を180万円以上あげる必要があります。
リーダーシップボーナス
リーダーシップボーナスとは、自分の組織のダウンメンバーを育成したことに対して支払われるボーナスです。
自分の直下のメンバーから、450万円を売り上げるリーダーが出ると、リーダとなったメンバーはその人のグループからボーナスが還元されます。
自分は、リーダーを育成した報酬として、リーダー以外のメンバーの売り上げから、その売り上げに応じて10%~20%の還元率のボーナスをもらうことができます。
シェアリングボーナス
シェアリングボーナスについては、説明がありませんでした。
ボーナスの一覧表では、「会社貢献ボーナス 1.5%+1.5%」と書いてあるので、何かの条件を達成したら、そのパーセンテージが還元されるボーナスだと思います。
アニュアルボーナス
年間の売り上げに対して、1年に1回もらえるボーナスのことです。
アニュアルボーナスをもらうには、条件があり、タイトルと年間売り上げの条件があります。
支払われる額は30万円から最高タイトルで売り上げ条件を満たすと3,200万円ものボーナスになります。
レベルボーナス
このレベルボーナスについての説明もありませんでした。
ボーナスの一覧表では「ストックボーナス 最大12Lv」と書いてあります。
条件を満たすと、12段目までのダウンからのポイントをストックすることができて、ボーナスとしてもらえるものじゃないかと想像されます。
カムアップがあやしいと言われる理由
公式のホームページがない
カムアップの取り扱っているサービスは、英会話教室やジムなどのいわゆる習い事です。
コロナウイルスの影響もあり、オンラインでレッスンを受けられるようになっているという説明でした。
しかし、カムアップの公式ホームページは全くありません。
今の時代、多くの会社が、会社を紹介するホームページを作り、自分の会社を紹介しています。
ホームページのない会社=信用できないというわけでありませんが、オンラインでの英会話教室やフィットネス教室というインターネットを利用したサービスを提供する会社なら、自社のホームページくらいあってもいいのではないでしょうか。
カムアップの前の会社で業務禁止命令が出ている
カムアップの会社の前が株式会社doroguba(ドログバ)という会社です。
同じように、英会話の教材を商材にしたMLMを行っていた会社になります。
2020年の6月に、勧誘のやり方で消費者庁から業務停止命令を受けています。
そして、今度はカムアップという会社で同じようなビジネスを始めています。
業務禁止命令を受けること自体については、ちゃんと改善をすればいい話です。
しかし、命令を受けたから、その会社をつぶして、別の会社で同じようなビジネスをすることはどうでしょう。
そして、前の会社でMLMをやっていた人はどうなっているのでしょうか。
そう考えると、そのような会社を信用することは難しいですし、ビジネスをするにはリスクが高すぎると思います。
実際の業務禁止命令の消費者庁の発表のリンクを貼っておきます。
https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_transaction_cms203_200601_01.pdf
説明する内容に無理がある
私が説明を聞いた印象を話すと、政府が進めているIR事業を切り口に、カジノディーラーや英会話教室のビジネスの話にもっていって、カムアップでビジネスをしたら稼げますという、理論展開でした。
最終的には元々やっていた英会話教室のビジネス紹介
最初の説明では、政府が進めているIR事業があるから、稼げるようなニュアンスでの勧誘を受けました。
しかし、実際に話を聞いてみると、「IR事業がある→カジノができる→カジノに外国人が来る→英語を話せるカジノディーラーが必要になる→英会話などの習い事をする人が増える」といった感じで、最終的に習い事のMLMの話にすり替わってしまいました。
無理やり、カジノディーラーの資格や英会話教室の話にこじつけている印象がぬぐえません。
要は、前の会社でやっていた英会話のビジネスに話を持っていきたいだけとしか思えませんでした。
英会話やフィットネスのレッスンが受けられるか疑問
カムアップは自分が英会話のレッスンを受けながら、他の人を紹介することで、自分に報酬が入るシステムです。
勧誘の中で、有名な人のレッスンをオンラインで受けられるのをアピールされました。
でも、もし、説明にあったとおりに、カムアップという会社が大きくなって、会員の数が増えたらどうなるでしょうか。
普通に考えて、そんな有名な人が、たくさんの会員のレッスンに対応できるとはとても思えませんが、そのあたりの説明も、全くありませんでした。
取り扱うビジネスの種類もまとまりがない
最初は、IRがあるから、英会話やカジノのディーラーが必要になるという話でした。
しかし、最終的には、おおよそIRとは無関係のフィットネス(筋トレ)の話まで出て、将来的な計画としてゴルフや料理教室まで出てきました。
「習い事」というキーワードから、いろいろなものを引っ張り出しているように感じますが、当初のIRが関係する話とは、ほとんど無関係です。
こうなると、話に一貫性がなく、信用するのも難しくなってしまいます。
カムアップでMLMをして稼げるのか
結論からいうと、カムアップでビジネスをすることはおすすめしません。
私のような普通の人は、カムアップで稼ぐことは難しいと思います。
その理由を説明します。
コストが高い
カムアップは、ビジネスをするための初期費用も、継続してかかるランニングコストも高いです。
初期費用だけで、30万円以上かかりますし、毎月の月会費も11,000円です。
自分にとって、それだけのコストを支払う価値があるもの(サービス)であれば、問題はないかもしれません。
でも、大半の人にとっては、高いコストになってしまうのではないでしょうか。
報酬プランも稼ぐのは難しい
正直、稼げる報酬プランとは思えません。
1人や2人を勧誘できたとしても、大した金額にはならないでしょう。
8種類(実質7種類)のボーナスがありますが、ほとんどが受け取るための条件が厳しいものになっています。
取り扱っているサービスでの勧誘が難しい
MLMは、口コミで勧誘して会員を増やす必要があります。
しかし、カムアップの勧誘は難しいと思います。
実際に、このビジネスを、自分の友達に紹介できるかを考えてみてください。
英会話やフィットネス、カジノディーラーなどの習い事を必要としている人が、どれくらいいるでしょうか。
仮に、いたとしても、最初に30万円以上を支払い、毎月、11,000円を支払える人は、ほとんどいないと思います。
新しい会員を勧誘できないと、稼ぐどころか、自分の支払った初期費用や毎月の会費すら回収できなくなります。
私自身も、今の生活で、英会話を習う必要性を見出せません。
MLMのビジネスを始めるときは、取り扱っている商品やサービスが本当に必要なものか、価格が支払う価値があるものかを考えないといけないよ。
まとめ
カムアップは、初期費用、取り扱っているビジネスや、過去の会社の経緯を含めても、一般人向けのものとは思えません。
また、カムアップの前の会社が過去に業務停止になっている経緯もあり、カムアップが信頼できるかも判断ができません。
報酬プランをみても、稼ぐことは難しいです。
結果として、自分がかけたコストの元を取るのも難しいと思います。
カムアップのまとめ
- カムアップはコストが高い
- 過去に業務停止等になっており、信頼性が未知数
- 取り扱うサービスが、英会話などの習い事で、周囲の人を勧誘しにくい
- 報酬プランも
ビジネスをやるなら、リスクが少なくて、健全なものを選びたいですね。
現代のネットワークビジネス(MLM)唯一の成功法
口コミでのネットワークビジネス(MLM)を頑張ってきた人なら、分かると思います。
口コミでは人脈が尽きてしまうし、アップが成功した方法がそのまま自分で使えません!
そして、ビジネスに費やした時間と行動量は多かったはず。
口コミでの勧誘は現代のMLMに合っていません。
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